現在何度目かの日本語ラップブーム真っ只中ですが、今回のブームでは東京だけでなくローカルの勢いが凄いと感じています。特に愛知県出身のラッパー、ビートメイカーが次々と出て来てはシーンの話題をかっさらっています。
その中でも現場たたき上げのリリシストC.O.S.A.を紹介します。
目次
C.O.S.A.(コーサ)
1987年愛知県知立(ちりゅう)市生まれ在住のラッパービートメイカー。現場叩き上げのどっしりとした説得力のあるステージングと飾らない等身大なリリックが特徴。
同じく愛知県を拠点に活動していた伝説的な人気を誇ったラッパーTOKONA-Xを彷彿とさせる雰囲気を持ったラッパーです。
C.O.S.A.の表記にピリオドが付いているのはTOKONA-Xも所属していたM.O.S.A.D.から。
それほど目立ったクラブやヒップホップに触れる場所がなく、音楽が根づいた地域ではなかったようですがキャデラックのローライダーに乗っていた姉の影響でヒップホップにのめりこんでいきました。
その後、高校時代に名古屋で出会ったラッパーのCAMPANELLAとコサパネルラを結成し活動していました。
COSAPANELLA / HAVE A NICE GAME
C.O.S.A.はラッパーの他にビートメイカーとしての顔も持ち合わせています。ワンループのファンキーなサンプリング主体のドープなビートを同じく愛知の注目株の盟友CAMPANELLAが乗りこなしています。
C.O.S.A. / 知立Babylon Child
名古屋の同級生を中心に結成したクルーD.R.CのビートメイカーRyoKobayakawaの浮遊感のある雲の上にいるみたいな気分になるビートに昔の話をするかのようにC.O.S.A.が言葉を吐いています。息子を持つ警察官の父親が主人公の話。歌い出しでこの歌詞はフィクションと言っていますがまるでノンフィクションかのようなリアリティがあります。佐々木テンション高いな。
C.O.S.A. / Wassup
jjjプロデュースのミドルテンポのピアノが印象的な午前9時みたいなビート。C.O.S.A.の力強くまっすぐな地に足が付いた物言いがたまりませんね。
C.O.S.A. × KID FRESINO / LOVE
C.O.S.A.が全国区の仲間入りをするきっかけになった曲。こちらもjjjプロデュースの引き算の妙が光るビートに佐々木、C.O.S.A.共に音楽や家族、仲間に対する愛で溢れた曲です。
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C.O.S.A. × KID FRESINO / Swing at somewhere feat. コトリンゴ
みたびjjjプロデュース。ジャジーでどことなく哀愁漂うビートにフックにシンガーのコトリンゴを迎えた泣きメロな曲。街がpertyで忙しいとこ悪いんだけど、俺とフレシノとjのstepを見てくれよ。最高。
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SONG | ALBUM |
2人のお互いにリスペクトと純粋に音楽に対する情熱を感じられるアルバムです。
1AM in Asahikawa / C.O.S.A .
大阪のDJ、ビートメイカーGradis Niceプロデュースの曲名のようにまるで雪景色の中にいるかのような儚さと温かさを持ったビートに語り掛けるかのように、諭すようにラップを乗せている曲。曲の中で起承転結がしっかりしていて情景が浮かんできますね。
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曲ごとにトピックがあって、I Can See Your Palmと言う曲では「もし彼女との間に子供がいたら」の話を彼女目線で歌っていたりC.O.S.A.のリリシストぶりを余すことなく堪能できるミニアルバムです。
あとがき
C.O.S.A.聴くしかない!!
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