東北仙台ローカルから全国または海を越えて世界に向けてジャジーでひたむきな日本語ラップを配信するユニットGAGLE。
目次
GAGLE（ガグル）
1996年に仙台で結成されたヒップホップユニット。仙台在住。メンバーはラッパーのHUNGER、DJ / ビートメイカーのDJ MITSU THE BEATS、DJ / ターンテーブリニストのDJ Mu-Rからなる1MC2DJと言う珍しい布陣で今日も仙台から世界に向けて発信中。
ジャジースポート所属。
HUNGER（ハンガー）
引用：HUNGER (GAGLE) | INTERVIEW | Amebreak[アメブレイク]
岩手県盛岡市出身のラッパー。同メンバーのMITSU THE BEATSとは実の兄弟。活舌の良いスキルフルで日本語の綺麗さを再確認できるフロウが特徴。インディ・レーベル〈松竹梅〉を主宰。
DJ MITSU THE BEATS（ディージェイ ミツザビーツ）
引用：第４回〜SC207をDJ Mitsu The Beatsが使う！ | ベルリン発新鋭モニター・スピーカーEVE AUDIOの実力 | サウンド＆レコーディング・マガジン
岩手県盛岡市出身のDJ、ビートメイカー、プロデューサー。同メンバーのHUNGERは実の弟。パキっとしたドラムが印象的なビートが特徴で多数のミュージシャンに楽曲提供を行っている。
DJ Mu-R（ディージェイ ミューラー）
引用：【イベントレビュー】東京ヒップホップシーンを支え続ける女性ダンスチーム「L.O.F.D」10周年記念イベント「THE REAL TOKYO 2015」 | ダンスの情報サイト Dews(デュース)
ガグルのDJ。90’ｓヒップホップを原点にジャズ、ソウルからハウス、テクノに至るまで幅広いジャンルを網羅した研ぎ澄まされた世界観のDJプレイが現場で話題を呼んでいる。ガグルではライブDJとスクラッチを担当。
ミツザビーツとハンガーが仙台の大学に入学した事を期に仙台で音楽活動を始め、当時高校生だったミュールのDJプレイがヤバいと聞きつけ半ば強引に加入させGAGLEが生まれました。名前の由来はメンバーが騒がしい事からガチョウがガーガーなく様と言う意味のGAGGLEから。
ハンガーの前に迫ってくるような推進力のある少々訛りのあるフロウにミツザビーツのタイトなドラムとジャジーで温かみのあるビート。そしてミューラーのスクラッチで曲に命を吹き込む。まさに東北の音。
GAGLE / 雪ノ革命
デビューアルバムから東京ではなく仙台から勝負すると高らかに宣言した曲。HUNGEの一度聴いたら耳から離れなくなる特徴的なフロウにMITSU THE BEATSの雪の夜のもの悲しさと雪道を踏み鳴らす力強さを兼ね備えたビート、Mu-Rの切れ味鋭いスクラッチとGAGLEの良いトコ取りな名詞代わりの一発にふさわしい曲です。
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GAGLE / /BIG BANG THEORY
GAGLEのシンプルでタイトな良さが詰まった曲。日本語の乗せ方が独特で耳に残り気が付いたらハマっている事でしょう。
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GAGLE / 屍を越えて feat. cro-magnon
名曲「屍を越えて」のビートをクロマニヨンが生音でアレンジして新しいいのちを吹き込んだ曲。美しく繊細でジャジーなビートに「先人から自分、自分から未来へと受け継がれていくんだ。自分も未来に繋ぐために必死に生きるんだ！」って喝を入れられているような気分になる曲です。
2005年リリースの曲ですが（クロマニヨンVer.は2007年）震災後にこの曲を聴いて元気付けられた方も大勢いると思います。
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GAGLE / 若き匠たちへ
あなたが汚した手には 築いた跡 磨いた過去が
じゅう文（伝わっているんだ） 目の輝き（違ってるんだ）
一生懸命な若者にその姿勢は間違ってないからそのまま進めと背中を押す曲。ライブでも楽曲制作でも常に全力でひたむきな姿勢を貫いてきた彼らだからこそ説得力があります。
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GAGLE / 夜ナ夜ナ scene#2
弾けるようなビートとフロウで夜のハイウェイを連想させるバース１。ハンガーのフリースタイルのようなたたみかけるアカペラをはさんで昼から夕方にかけてのメロウなゆったりとした贅沢な時間が流れてきます。
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アルバムタイトルにジョーダン擁するシカゴブルズが３連覇した時の造語「スリーピート」を冠した全力で突っ走るあなたに贈る応援歌です。
GAGLE / うぶこえ（See the light of day）
2011年3月11日14時46分に発生した東北大震災。宮城岩手福島を中心に日本中に悲しみに暮れていました。各地で計画停電が行われるなか、娯楽のひとつである音楽は自粛される事が多かったです。しかし、そんな時にこそいつの時代も人の心を動かしてきた音楽の力が必要であり被災された多くの人が救われた事と思います。
震災後に作られた温もりに満ちたビート、ひたむきさと優しさで溢れたフロウ。
震災から6年が過ぎましたがまだまだ復興が進んでいない地域も多く仮設住宅で生活している方もたくさんいます。人並ですが震災の記憶を風化させない事が何より重要です。東北 stand up!
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GAGLE 聞えるよ feat. 七尾旅人
2013年にアナログでリリースされた聞える (Good To Go)と言う曲をインディペンデントシンガー七尾旅人が フック（サビ）を歌う事で新しく生まれ変わった曲。裏打ちの乾いた晴れの日を連想させるビートに静かにせめぎ合う2人の掛け合いがたまりません。
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タイトルのVG+はアナログレコードのコンディション表記で傷が目立つが十分聴けるってレベルって意味です。収録曲は完全にM（美品）ですが。
あとがき
聴くとポジティブな気持ちになれる事間違いなしのGAGLEを聴きましょう！
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