青森県の津軽地方には禅林街を始め全国的にみても寺社仏閣が多く存在します。その中でも集落毎に観音信仰は古くから盛んに行われており、津軽藩主為信も祈祷所として多くの寺院に観音像を安置しています。
そんな多くの信仰を集めてきた観音様の参拝をしている中で、パワーをもらいつつ津軽の魅力を再発見しようと言う一石二鳥の巡礼をしてきました。
イメージとして四国八十八ヶ所霊場巡りのようなものと考えていただければ良いかと思います。
なんで霊場巡りをするのか、参拝する時の格好は?などについてはまたの機会に書くとして、
そんなことよりとりあえず見て!!
それでは早速。
目次
- 1番 護国山久渡寺
- 2番 多賀神社
- 3番 岩木山求聞寺
- 4番 南貞院聖観音堂
- 5番 巌鬼山神社
- 6番 高倉神社 湯舟観音堂
- 7番 高倉神社 北浮田弘誓閣
- 8番 高倉神社 日照田観音
- 9番 見入山観音堂 大悲閣
- 10番 春光山円覚寺
- 11番 下相野観音堂
- 12番 蓮川観音堂
- 13番 川倉芦野堂
- 14番 弘誓寺観音堂
- 15番 薄市観音堂
- 16番 今泉観音堂
- 17番 春日内観音堂
- 18番 海満寺観音堂
- 19番 義経寺観音堂
- 20番 高野山観音堂
- 21番 鬼泊巌屋観音堂
- 22番 正覚寺観音堂
- 23番 安養山夢宅寺
- 24番 入内観音堂
- 25番 松倉観音堂
- 26番 宝巌山法眼寺
- 27番 白山姫神社
- 28番 広船観音堂
- 29番 沖館観音堂
- 30番 大光寺慈照閣
- 31番 居土普門堂
- 32番 苦木観音長谷堂
- 33番 観音山普門院
- まとめ
1番 護国山久渡寺
小さい頃はこどもの森で楽しく遊んだり、免許を取ったら車で肝試しの定番スポットとして地元民に愛されるお寺です。
売店のラーメンが美味しいので来た際は是非。
電話 0172-88-1555
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第1番 護国山久渡寺(弘前市)2番 多賀神社
京都の清水寺を模して建立されたお寺です。清水が湧き出ている事から清水観音とも呼ばれており名前からもまさに。
長い石段が続きますが上からの眺めは格別です。
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第2番 多賀神社(弘前市)3番 岩木山求聞寺
岩木山神社のすぐ近くにあるお寺だけど参道入口に鳥居がある変わったお寺です。
ほかにも津軽八十八ヶ所所霊場第六十六番、津軽七福神霊場大黒天奉安所、津軽弘法大師霊場第九番、さらには丑年・寅年の一大様など盛りだくさんなお寺です。
一休さんみたいな坊主が目印です。
電話 0172-83-2373
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第3番 岩木山求聞寺(弘前市)4番 南貞院聖観音堂
高杉駐在所が目印の小さなお堂です。三十三霊場の中で最もアクセスが良く、手入れがしっかりされていてとても綺麗に大事にされています。
となりの御朱印所の方がデカい!!
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第4番 南貞院聖観音堂(弘前市)5番 巌鬼山神社
境内まで一直線に配置された美しい神社です。岩木山は明治5年まで女人禁制だったので岩木山神社の代わりに参拝されていたようです。
木が覆い茂っていて厳かな雰囲気があります。
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第5番 巌鬼山神社 十腰内観音堂(弘前市)6番 高倉神社 湯舟観音堂
左にはのどかな田んぼ、右手には細い路地に集落が、みたいな地区にある神社です。
弘前から鰺ヶ沢に向かう途中左手にどでかい看板が毎回気になっていて行ってみたらこんな所が。私はココからスタートしました。
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三観音第6番 高倉神社 湯舟観音堂(鰺ヶ沢町)7番 高倉神社 北浮田弘誓閣
久渡寺先代住職の高坂智普師が名付け聖観世音木像を譲り祀っている高倉神社その2です。
鰺ヶ沢入り口のわさおでおなじみきくや商店の橋の下の方にある神社です。
電話 0173-72-2941
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第7番 高倉神社 北浮田弘誓閣(鰺ヶ沢町)8番 高倉神社 日照田観音
小高い丘を突っ切った石段を一直線に進むと見える高倉神社その3です。名前は日照田ですが水田が広がっています。
この大きな白い鳥居が目印です。
電話 0173-72-2390
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第8番 日照田観音 高倉神社(鰺ヶ沢町)9番 見入山観音堂 大悲閣
切り立った崖にある洞窟の中に建てられた観音堂です。津軽三十三霊場の中で一番の難所です。
道中観音様に励まされます。ちなみにあと少しから結構あります(笑
電話 0173-74-2029
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第9番 見入山観音堂 大悲閣(深浦町)10番 春光山円覚寺
2018年7月に聖徳太子作とされる十一面観音像が30年ぶりにご開帳されたのですが見事に見逃しました。あと30年待ちましょう(笑
とにかく山門が素晴らしいですね。絵になる。
電話 0173-74-2029
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第10番 春光山円覚寺(深浦町)11番 下相野観音堂
高城八幡宮と下相野観音堂が合わさったお堂です。狛犬も凛々しいですね。
かつては堀に囲まれた要塞のような境内だったようですが現在はとてものどかです。
電話 0173-42-2510
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第11番 高城八幡宮 下相野観音堂(つがる市)12番 蓮川観音堂
真っ白な鳥居と真っ赤な観音堂がひときわ目を引く観音堂です。近くの道円寺では安産の神様七面天女が祀られています。
月夜見神社名前が良いね。
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第12番 月夜見神社 蓮川観音堂(つがる市)13番 川倉芦野堂
太宰治の生家である津島家を中心として再建された観音堂です。ストーブ列車や斜陽館など金木は見どころがたくさんあるね。
鬼コこんにちは。
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第13番 三柱神社 川倉芦野堂(五所川原市)14番 弘誓寺観音堂
僧侶戒淳と集落の人々の心温まる話が残る観音堂です。
観音堂までの階段たまらないね。
電話 0173-57-3338
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第14番 神明宮 弘誓寺観音堂(中泊町)15番 薄市観音堂
石段と獣道を進んだ先にある天気が良ければ十三湖が見えるかもしれない高台にある神社です。参道入り口が民家の隣にあるのに気付かず何度か素通りして迷いました。
傾いた鳥居が気になってしょうがないです。
電話 0173-53-2518
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第15番 大山津見神社 薄市観音堂(中泊町)16番 今泉観音堂
金属製の大きな鳥居がインパクト大な今泉地区住民の信仰を集める山を登った先にある観音堂です。
ほっかむりでおめかしした狛犬かわいいですね。
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場16番 今泉観音堂(中泊町)17番 春日内観音堂
橋の朱色が眩しい自然がいっぱいな境内に佇む観音堂です。
雨の日はふだんはおだやかな滝が濁流と化します(笑
電話 0173-62-2006
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場17番 春日内観音堂(五所川原市)18番 海満寺観音堂
お堂ごと津波で流されてしまいますが、後に漁師が引き上げ再び海満寺に帰ってくると言う奇跡により多くの信仰を集めるお寺です。
慈母観音像も微笑んでいます。
電話 0173-64-2301
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場18番 海満寺 海満寺観音堂(中泊町)19番 義経寺観音堂
義経伝説が残る本州最北端の村三厩村(現:外ヶ浜町)にある津軽海峡が望めるのどかなお寺です。
仁王門も見応えありです。
電話 0174-37-2045
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場19番 龍馬山義経寺 義経寺観音堂(外ヶ浜町)20番 高野山観音堂
今別町にある西国三十三霊場のご利益もいただけるありがたい観音堂です。
境内を電車が横切る不思議な観音堂です。
電話 0174-35-2619
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場20番 高野山観音堂(今別町)21番 鬼泊巌屋観音堂
海抜ほぼ0メートルの岩穴の中に鎮座するスリリングなロケーションの観音堂です。
海綺麗ですね。
電話 0174-36-2405
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場21番 鬼泊巌屋観音堂(今別町)22番 正覚寺観音堂
青森市本町にあるアクセス抜群な青森市で最も歴史の長いお寺です。巨大な体育館みたいな見た目で圧倒されます。
本尊は正観世音です。
電話 017-776-3454
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場22番 無量山正覚寺(青森市)23番 安養山夢宅寺
浅虫温泉の裏路地のトンネルを進むと現れる津軽信政が目の病気になり祈願したところ居城の庭園を眺めている夢を見て目覚めると快癒快癒した事から夢宅と名付けられたお寺です。
立派な山門も見どころですよ。
電話 017-752-3254
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第23番 安養山夢宅寺(青森市)24番 入内観音堂
青森空港からのどかな田園風景をしばらく進むと現れる納め札びっしりの観音堂です。
2本の大きな杉の存在感半端ない!!
電話 017-739-3280
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽産十三霊場24番 小金山神社 入内観音堂(青森市)25番 松倉観音堂
梵珠山山頂にある壁や窓がない風通しの良い神社です。神社までは細い道を車と徒歩でズンズン進んでいきます。
マフラーを巻いた愛嬌のある狛犬がいました。
電話 0172-62-3382
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場25番 松倉神社 松倉観音堂(五所川原市)26番 宝巌山法眼寺
茅葺屋根が見事な境内に市指定文化財や県重宝が数多く存在するお寺です。黒石の住宅街からすぐなのでアクセスも良いです。
本尊はすべてを見渡す十一面観音です。
電話 0172-52-3644
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場26番 宝巌山法眼寺(黒石市)27番 白山姫神社
黒石の津軽伝承工芸館近くにある豆絞りを被ったお馬さんがたくさんいる高台の上にある神社です。
何年か前はアディダスのキャップを被っていたそうです(笑
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場27番 白山姫神社 袋観音堂(黒石市)28番 広船観音堂
明治の神仏分離令により廃寺となりますが、村人が願い出て千手観音像をもらい受け観音堂を再建したと言うほど村人の信仰を集める観音堂です。
観音堂と神社が並んでいてどちらも存在感があります。
電話 0172-44-3661
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場28番 広船神社 広船観音堂(平川市)29番 沖館観音堂
東北自動車道のガード下を抜けるとりんご畑と観音堂。そんな場所です。
かわいい狛犬もたくさんいます。
電話 0172-44-3671
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場29番 沖館観音堂 神明宮(平川市)30番 大光寺慈照閣
かつては大光寺城があって戦国時代は壮絶な戦場でしたが現在は静寂に包まれた神聖な場所な神社です。
読み方はほしょくではなくうけもちです。お間違えなく。
電話 0172-44-2963
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場30番 大光寺慈照閣 保食神社(平川市)31番 居土普門堂
大鰐の石段(獣道)を登った先にある銀杏に囲まれた神社です。近くに大鰐温泉があるので参拝した後は温泉に寄りましょう。理想的な休日。
愛嬌のある狛犬と銀杏爆弾が待ってます(笑
電話 0172-48-2138
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場第31番 熊野神社 居土普門堂(大鰐町)32番 苦木観音長谷堂
女修験者や神官により2度観音像を盗まれているが、どちらも無事に戻ってきていると言う魅惑の観音堂です。
新樹の森と長居石段が美しいですね。
電話 0172-48-2693
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場32番 苦木熊野神社 苦木観音長谷堂(大鰐町)33番 観音山普門院
ラストはこちら。弘前市にある山観の愛称と宵宮でおなじみのお寺です。
鐘楼堂の釣り鐘が復活したので見に行こう!
電話 0172-32-5105
アクセスや詳細についてはこちらから
津軽三十三霊場 33番観音山普門院(弘前市)まとめ
6月くらいに6札所湯舟観音堂にふらっと思いつきで行った事から気になってすべて巡ってきました。なんとか雪が降って巡れないと言う事になる前に結願できてよかったです。
足掛け6ヶ月・・・かかり過ぎですね(笑
最近は鳥居を見ると気になって仕方がない所まで来てしまいました。寺社仏閣ブログを立ち上げる日も近い??(笑
他にも弘法大師霊場や津軽八十八箇所霊場、北国八十八ヶ所霊場など多種多様です。いつの日か巡ってみたい・・・気もします。いつになるかは分かりませんが。(やるとは言ってない。
はじめまして。
長野県在住の還暦過ぎたオヤジです。
車で日本各地の神社仏閣を訪れるのが趣味です。
東北も花巻までは何とか行くことが出来ましたがそれからもう少し北へはまだお邪魔できていません。
以来から津軽巡礼を、と夢みて悶々としております。
調べていて貴殿のサイトにたどり着き、大変感動しております。
参考にさせて頂き是非津軽に行きたいと思います。
また是非東北八十八巡礼もお願いいたします。
期待しております。
コメントありがとうございます。
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
長野からは少し遠いですがぜひともおいで下さい。
まだ長野に行った事がないので善光寺などいつか行ってみたいと思っています。
東北八十八霊場巡りもそうですが、やはり四国八十八霊場巡りに行ってみたいものですね。
お身体に気を付けて寺社仏閣巡り楽しんで下さい!