津軽三十三霊場21番 鬼泊巌屋観音堂(今別町)

かつては海の中にあったスリリングな霊場です。

鬼泊巌屋観音堂(おにどまりいわやかんのんどう)

貞享3年(1689年)天然の岩洞に小さな祠が建てられ観世音菩薩が安置されてた事が始まりとされる観音堂です。かつては海中にあって船から参拝していたようです。

明治の神仏分離により観音堂は消滅してしまいます。その後明治20年代に霊場巡りが再び盛んになると本覚寺から貞伝上人作と伝わる聖観音像を譲り受けて袰月観音堂が再建されます。

しかし再建されたのは現在の海雲洞釈迦堂でした。昭和30年代に鬼泊に観音堂が再建され、現在は21番札所が2分されています。

場所は今別町の国道280号線今別街道をひたすら進むと看板が見えてきます。

駐車場はないので路肩の邪魔にならない所に駐車しましょう。

この看板が目印です。

今にも波に飲み込まれそうな場所ですね。

3つの鳥居をくぐると、

岩穴の中に小さなお堂がありました。

所々海水が侵入してきている?水たまりがありました。過酷ですね。

霊場のお札が所狭しとたくさん納められていました。

ほぼ海の中にあるといっても過言ではない臨場感のある観音堂でした。

海雲洞釈迦堂はまたの機会に。

鬼泊巌屋観音堂のお寺・神社情報

住所   青森県東津軽郡今別町奥平部砥石

電話   0174-36-2405

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