「お前らにとったら小さなことだな、でも俺にとったらこれがすべてさ」
誰よりも熱くるしくて、誰よりも面倒くさくて、かと思えばとても繊細で、だけど誰よりもまっすぐで、誰よりも人間臭い男。それが田我流。
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田我流(でんがりゅう)
山梨県一宮町(現在は合併して笛吹市)を中心に活動するラッパー。本名は田村隆。別名、墓場堀士、チャージ。地元の幼馴染で結成したラップクルーstillitimiyaのスーパーエース。「俺はマジで馬鹿だが、俺にしか出来ない物があると信じてる。そんな馬鹿な奴がこの時代に必要だ」をモットーに今日も思いの丈をぶっ放す!!
「田地を流れる我がこころ」と言う名のラッパーネームが表す通り田んぼや桃の木畑が広がるのどかな田舎町で育った田我流は高校の頃にヒップホップの洗礼を受けその魅力にどっぷりはまってしまいアメリカに留学してみたり、サイケバンドでギターをやってみたり、帰国して一宮町(現在は合併して笛吹市)と言う片田舎から世界にヒップホップを鳴らし続けています。
田我流 / 墓場のDigger feat. BigBen
田舎のヒップホップリスナーにとってはあるある満載な曲。ヒップホップのレコードを買うところが近所になくて仕方なくハードオフで歌謡曲のレコードやら聞いた事もないアーティストのレコードを買って帰って聴いて部屋の隅っこに積んでいく・・・今はネットで一発なんで便利な世の中になりましたね(笑
田我流 / やべ~勢いですげー盛り上がる
少しトーンダウンしてしまったのでこの曲でテンションをやべ~上げましょう!曲のテーマはひたすら勢い。それだけ。ライブでは盛り上がる事間違いなしの定番曲です。stillitimiyaのメンバーと本気でアホな事をまじめにやるのは楽しそうで羨ましいですね。
ビート、ラップ、ミックス、MVのすべてをメンバーで行っている実はやり手クルーなんです。
田我流 / RESURRECTION
いちローカルの無名なラッパー時代に受けたある種の差別的な扱いから映画や客演を通して名前を上げて行ったら手のひらを返して寄ってきた世間やシーンに対しての鬱憤を自身の長いスランプもあいまって田我流の復活をアピールする痛烈なパンチラインが続くひたすら熱い曲です。
また、田我流は北野映画に出演するのが夢らしいです。そのうちアウトレイジに出てそう。
田我流の魅力は何だと言われると 、何といっても圧倒的な熱量だと思います。ライブの時の熱量の熱さはちろんの事、心に訴えかけるリリックとひたすらたたみかけてくるラップととにかく音楽に対して本気だって事。どんなにダサくてもどんなにみじめだろうとも本気の人間ほどカッコ良いヤツはいません。
ひたすら熱いかと思えば一宮町(現在は合併して笛吹市)ののどかな風景のようなユルさをのぞかせたりひたすらアホ丸出しだったり底がしれません。
それが田我流です。
そんな男の言葉にはこころが動かされる瞬間があります。
EVISBEATS / ゆれる feat. 田我流
今日は残りの人生の 始めの1ページ
まだまだやりたい事が山積みさ
人生においてこころが揺れる瞬間と言うのは実はなにげない日常の中にたくさんあってそれを再認識させる田我流の説得力のあるラップとエビスビーツの浮遊感のあるビートが夏の終わりの夕方を連想させてさらに曲に入り込ませています。
こんなリリックが書ける生き方をしたいです。
KYN×田我流 / Walkin
相模原を拠点に活動するSD JUNKSTAのラッパー、トラックメイカーKYNのチルなビートに乗せた田我流の日常シリーズ(仮)。田我流は本当に日常の中の小さな幸せを言葉にするのが上手いです。そして、walkinって言いながら田我流さんほとんど歩いてないじゃないですか(笑
田我流とカイザーソゼ / あれかも 、、
ライブは生もの!だったらバンドの生音でやっちまえ!!と思ったかどうかは分かりませんが田我流念願のバンドスタイルによるこちら。
土臭いファンクのバウンドサウンドの音に乗せた、これもまた日常のある一瞬を切り取った曲。
田我流の「うぇるかむ とぅ やまなし」
山梨でstillitimiyaのメンバーとこんな事もやってます。カレー美味しそう(笑
あとがき
シーンに苦言を唱えたり、日常の小さな幸せについて歌ったり、バンドの生音をバックにラップしたり、良い歳こいて幼馴染とバカ騒ぎしてみたり、とても人間味あふれる田我流とstillitimiyaクルー。これからもローカルからGood Shitを届けてくれる事でしょう。
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