2000年代中盤以降の日本語ラップの時代を代表する作品に相次いで客演し、自身もMONJUのメンバーとしてもアングラで絶大な支持を受ける東京ヒップホップシーンの最重要人物のひとり仙人掌。
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仙人掌（センニンショウ）
東京都江戸川区出身のラッパー。板橋を拠点に活動するヒップホップクルーDOWN NORTH CAMP（ダウンノースキャンプ）やヒップホップグループMONJU（モンジュ）に所属。名前の由来は当時組んでいた1MC+1DJのユニット「仙人掌」と言うグループ名を後にラッパーネームとして受け継いだ事から。
高校時代に同じくDOWN NORTH CAMPのYAHIKO（ヤヒコ）に影響されてヒップホップのドアを叩いた仙人掌。
独特なリズム感と飾らないスタイル。大それた事を言うわけではなく日常の事、周りの仲間の事をしゃがれた声でビートに吐き出す様はリアルなストリートの代弁者です。
MONJU / Blackdeep
16FLIPと言うビートメイカーの煙たいサウンドを核とした3MC+1DJのヒップホップユニットの曲。抜群の黒さとスキルの高さでアンダーグラウンドで絶大な支持を受ける多くのラッパーが憧れた曲でもあります。
ISSUGI from MONJU / NEWDAY feat.仙人掌
同じMONJUのメンバーであるISSGIに客演した16FLIPのワンループながら耳に残る特徴的なビートの曲。語り掛けるように言葉を吐く2人のフロウは説得力があり聴くほどにクセになっていきます。
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【DNC】東京の煙たい空気とノリを表現する男ISSUGI【MONJU】
客演でのリリースはあるものの、ソロでの音源のリリースが熱望されていた仙人掌。
2013年にインディレーベル「RAW DEAL PROJECT」の会員限定で購入できる形で限定リリースされたアルバム「Be In One’s Element」。水を得た魚と言う意味の言葉通り水を得た魚のようにビートの海を泳ぐ仙人掌のラップが聴ける名盤。
2016年にはDOGEAR RECORDSとWDsoundsと言う仙人掌となじみの深いレーベルがタッグを組んで待望の全国流通盤「VOICE」がリリースされました。
タイトル名の通り仙人掌の声を通して東京のストリートのリアルを表現しているアルバムです。聴いた事ない方は必聴です。
仙人掌 / Be In One’s Element
大阪出身のビートメイカーGradis niceのドラマ感のあるビートに仙人掌の等身大なリリックが気持ち良いグルーヴを感じる曲。仙人掌が得意な遅めのBPM（テンポ）でまさに水を得た魚です。
仙人掌 / NeedMed
同じくGradis niceの女性のボーカルをサンプリングした特徴的なビートの曲。飾らないリアルな日常を自分の言葉で伝えるヒップホップの醍醐味を味わいましょう。
仙人掌 / Be Sure
アルバム「VOICE」から札幌のビートメイカーZZYの昼間の高速道路みたいな疾走感のある仙人掌には珍しい明るめな曲。ヤバいラッパーはステージでの立ち振る舞いが違うと言いますが、仙人掌のMVはそれが一目瞭然ですね。仙人掌 Is Like。
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仙人掌 / STATE OF MIND feat. ISSUGI , YUKSTA-ILL
16FLIPのザラついたビートにISSUGIと名古屋のYUKSTA-ILLを客演に迎えた曲。イントロを聴いたら即夜の東京を連想させるくらいDNCは夜が似合います。ヘッドフォンで聴きながら頭を振って夜の街を歩きましょう。
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あとがき
様々なスタイルの日本語ラップが表れている中で、王道にして最高峰な仙人掌のラップを聴いて夜の街に向けてスケートをプッシュしましょう。
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