ネットにアップしたフリーミックステープから火が付き、デビューアルバムは「日本語ラップ最高到達地点」と称された日本語ラップをネクストに導く孤高のラッパーAKLO。
引用：AKLO | クラベリア
目次
AKLO（アクロ）
日本人の母とメキシコ人の父を持つ東京生まれメキシコ育ちのラッパー。O.Y.W.M. (One Year War Music) 所属。
15歳の頃にアメリカに住んでいた時に流行っていたマスター Pと言うラッパーを聴いてラップをはじめ、その後帰国して大分でスキルを磨きました。
2008年にギタリストの空哲平と「AKLOと空」をリリースしました。
AKLOと空 / moonlight
アコースティックギターと少しのパーカッションのみのタイトなビートにAKLOのリリカルなラップがかみ合った初期の良曲。
その後、2009年にソロとしてフリーミックステープを自身のブログにアップして2作目の「2.0」で当時の日本では珍しかったフリーミックステープと言う手法や楽曲の高いクオリティで注目を浴びる事になり2012年にBACHLOGICのレーベル第二弾アーティストとしてデビューに至ります。第一弾はSALU。
日本語と英語を織り交ぜたバイリンガルラッパー（本人は否定している）で、日本語を英語のような文法でラップする手法で耳に残るフロウが特徴です。
例：「さっき水を飲んでた」と言うラインに対して韻を踏む場合「～した」「～いた」くらいしかないが、英語では「I Was Drinking A Water」となり「Water」と言う名詞で韻を踏むことができ、バリエーションが格段に増える。
よって「俺は飲んでた/水」のように名詞を最後に持ってくることで様々なラインにつなげる事ができる。（説明終わり
AKLO / RED PILL
病むなんて結局はデフォルトだよ
笑顔とMoney自らゲトるのだよ
AKLOのデビューシングル。日本語で普通に意味が通って英語にするとまた違う意味を持たせたダブルミーニングなリリックとセルフボースティングなスタイルがBACHLOGICのビートとマッチしています。この曲の後から「ゲトる」と言うラッパーが増えましたね。
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AKLO / YOUR LANE feat.鋼田テフロン
デビュー曲と一転してアコギが使われた柔らかな印象の曲。さらにスムーズにビートになじむフロウと日本語と英語が完全に共存できているのは研究熱心なAKLOによる完璧に練り上げられたリリックがなせる業。
AKLO / New Days Move Remix feat.SALU, STAXX T(from CREAM), KOHH, SHINGO★西成
客演にSALU、STAXX T、KOHH、SHINGO☆西成 を迎えた、疾走感のあるBACHLOGICのビートでライブで盛り上がる事間違いなしの近未来感が凄い曲。それぞれキャラクターを持ったラッパーの中でもAKLOのフロウはビートに対するアプローチのスムーズさではずば抜けていますね。うるせえぇぇぇぇ！！
AKLO / RGTO” feat.SALU, 鋼田テフロン, Kダブシャイン
SALU、鋼田テフロン、Kダブシャインを客演に迎えたク〇ーズを彷彿とさせる学園ドラマ風のMVでも話題になった曲。自分に都合よくインタビューされているテイで好きに答えると言うトピックで三者三様個性が出ています。そしてKダブシャインが違和感なく溶け込んでるのが凄い（笑
Rap Game Try Out。
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ファーストアルバム「The Package」では良いビートが出来た時には「グラミー感ある」と言い、「The Arrival」では「降臨した」と言っていたそう。このアルバムもまさに音楽の神様がおりてきたようにヘッズを唸らせるアルバムです。
AKLO / McLaren
BACHLOGICによるワンループのシンプルなビートにAKLO節のセルフボースティングなラップを乗せた曲。ここまでセルフボースティング（自己賛美）されると逆にもっともっと～ってなりますね。韻を踏みまくってからの王冠ジャストにフィット」ですからね。最高。
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AKLO / Outside the Frame
AKLOの今の時代のHIP HOPをひたすら追いかけると言うスタンスをさらにアップデートすることで生まれた曲。追いかけた結果、今までのラップの仕方とは違うリズムの取り方や３連符の今風な載せ方をした歌い方に進化しました。別に目の前の一人に嫌われるくらいどうって事ない世界には70億人の人間がいるんだからって壮大なマインド。
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あとがき
メジャーにステップアップしたレべチ（レベルが違う）なAKLOの背中をそっと押すではなく、背中をドロップキックする言葉。
これからも日本語ラップの新たな可能性を開拓していくことでしょう。
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